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【国際交流PRアソシエイトからの発信★】初めての盛岡
今年から新たにアソシエイトに加わっていただいた中国からの留学生LUOさんから、
ご自身が初めて盛岡の地に降り立った時の思い出をまとめてくれました。
独特の雰囲気をまとった、素敵な記事です。どうも続きがありそうな雰囲気です。次の記事が気になります...。
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初めての盛岡
初めて岩手県盛岡市を訪れた冬の記憶はまだ鮮明に残っている。
1月、友人に簡単な別れを告げ、私は東京都のバスタ新宿から盛岡行きの夜行バスに乗り、不安と嬉しさを抱えて出発した。都市の明かりが次第に少なくなり、車内が静かになるのに合わせて私は眠りについた。
翌朝六時ごろ、バスは盛岡駅に到着した。窓には水滴がついていて、外には雪が見えた――東京と全く異なるこの景色が、私の盛岡の第一印象だ。バスを降りて盛岡駅に入り、十分程かけて、ようやくホテル近くの出口を見つけた。
出口の自動ドアが開くと、寒さが矢のように私の顔を直撃した。日本に来て初めて、東京以外の土地に足を踏み入れたことへの不安のせいもあったのかもしれないが、この時感じた盛岡の寒さは、今でも忘れられない。
不安を抱えたまま外へ出ると、わずかに残った雪と、朝の弱い光と街灯の微かな明かりを映す濡れた地面が見えた。ホテルは道路の向かい側だ。
「あれ? この道路は...どうやって渡るんだ?」
目の前の広い駅前通りには、横断歩道が見当たらない。しばらく周囲を眺めて、ようやく渡る方法を見つけた――地下通路を通らねばならないのだ。そんなところにも住み慣れた東京との違いを感じた。
地下通路を通って駅前通りを渡り、お腹が空いていた私はすぐコンビニに飛び込んだ。「コンビニなら、どこも同じだろう」と思い、お気に入りのおにぎりとホットコーヒーを持ってレジへ向かった。ところが、店員の挨拶を耳にしたその時、私は一瞬固まってしまった――----「これ...日本語か?」
教科書で学んだ標準的な発音とは異なる独特な訛り。日本語が持つ多様な姿にこの時初めて直面した。
朝食を済ませ、荷物をホテルに預けた後、岩手大学行きのバス乗り場に行った。
バスが来ると、私はいつもの習慣で前側のドアから乗り込み、料金を払おうとした。すると運転手のおじさんが笑いながら言った。
「乗り口は後ろですよ」。
「バスの乗り口が...後ろ?」
東京でも、そして私が生まれた国でも、バスは前から乗って後ろから降りるのが普通だったが、盛岡は違ったのだ。ただ、幸いなことに「Suica(スイカ)」は使えた。この便利な電子マネーに、私がこれまで過ごしてきた「東京のリズム」を感じた気がした。
約二十分後、岩手大学前のバス停に到着した。冬枯れのキャンパスを見た私の第一印象は「広々としていて、何もない」というものだった。見えるのは道路に沿って積もっていた雪だけ、聞こえるのはカラスの澄んだ鳴き声だけだった。
とても静かだ......。
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初踏盛岡
依稀记得初次踏上岩手县盛冈市的冬日清晨,寒意依旧。
一月,与朋友简单道别后,我揣着不安与喜悦在东京新宿巴士站登上了开往盛冈的夜行巴士,巴士驶入沉沉夜色,窗外都市的喧嚣与车厢内渐起的寒意,伴我度过漫漫长夜。
次日清晨六时许,到达了盛冈站。车窗外液化的水珠外,是片片未消的残雪,无声宣告着此地将是另一番天地----与冬日东京那只需一件薄外套、甚至略显燥热的"暖意"截然不同。这里的冷,凛冽得仿佛能冻结思绪。下车进站,巨大的站内空间便让我迷失了方向,懵懂地在空旷的通道里往返寻觅了十多分钟,才终于找到出站口的方向。
沉重的电动门缓缓滑开,一股极寒之气瞬间直冲颅顶,激得我浑身一颤。这扑面而来的冷,至今难忘。
怀着几分激动走出站外,路面的积雪大多已消融,或是被清扫得极干净,只余下湿漉漉的地面,映着清冷晨光与路灯微光。
"咦?酒店就在站对面,可这马路...怎么过?"
眼前宽阔的站前大道竟不见红绿灯闪烁。环顾片刻,才发现"玄机"----原来要穿越地下通道。这异于东京地面过街的方式,让我第一次真切体会到日本地域间的差异。
过了马路,饥肠辘辘,便钻进路旁的便利店解决早餐。心想:"便利店总该是熟悉的样子吧?"随手拿起心仪的饭团和热咖啡走向收银台。然而,店员一句热情的问候脱口而出,那独特的口音却让我瞬间呆立----"这...是日语吗?"
书本上标准的发音与眼前充满地域特色的方言骤然碰撞,我这才惊觉,语言在书本之外,竟有如此鲜活多样的面貌。
草草填饱肚子,去酒店寄存了行李,便赶往前往岩手大学的巴士站。
车来了,我习惯性地走向前门准备付款,却被司机大叔笑着提醒:
"入口在后门哟!"
"巴士入口...在后门?"
这与我记忆中东京乃至国内巴士前门上车、后门下车的惯例全然相悖!盛冈,再次以它独特的方式给我上了一课。好在,"西瓜卡"还能正常使用,这便捷的移动支付,总算让我找回了一丝熟悉的"都市节奏"。
约莫二十分钟后,巴士停在了岩手大学门前。冬日萧瑟,校园给我的第一印象是空旷而"光秃秃"的。步入校门,沿着小路前行,迎面便是校园指引图和矗立的图书馆。路旁低矮的灌木丛上,积雪如一条条蓬松的白色丝带,静静覆盖着枝桠。几声清亮的乌鸦啼鸣划破寂静,倒像是这北国校园在对我这远客致以独特的欢迎。
十分安静......





